知り合いにセッティングをお願いする合コンは日程調整などに多くの時間を使う必要があるため、20~30代の男女にとって面倒なものになってきています。そこで利用されているのが、「コンパイキタイ」のような合コンマッチングアプリです。
2024年は、コロナ禍から回復し、アプリを使った合コンの開催件数が増加した年でした。
2025年には、合コンマッチングアプリを利用する人のさらなる増加が予想されます。背景にあるのは、「年々深刻化するマッチングアプリ疲れ」と「人間性を見る場としての合コンの再評価」です。
マッチングアプリ疲れはコロナ禍でマッチングアプリの利用者が増えるにしたがって深刻度を増しており、現在は社会問題化する一歩手前です。「パートナーを見つける為の出会い」から「自分が楽しく感じる出会い」に切り替えることでしかマッチングアプリ疲れを解消する方法はなく、「事前で楽しい出会い」の場として合コンマッチングアプリへのニーズが増えていきます。
また、「合コンの場を楽しくできる人は結婚生活がうまくいく」という認識が広がったことで、合コンの再評価もされています。結婚後の生活は2人だけで行うものではなく、近隣の住民・学校の先生・保護者などの周りの人を多く巻き込んでいくものです。つまり、「周りの複数の人と共に目標達成のために前進していく能力」が大切という意味で、合コンと結婚後の生活は非常に似ていると言えるのです。
合コンの中で相手の人間性を判断する人が増えており、合コンの場が結婚後の生活を予測するための判断材料となっています。